群馬県には、有名な温泉地が複数ありますが、伊香保温泉もその一つかと思います
伊香保温泉は東京からのアクセスがよく、また特徴のある泉質をしているため、お気に入りの温泉地として年に数回訪れています
そんな伊香保温泉に1泊2日で旅行に行ってきました
この記事では、今回宿泊した旅館『塚越屋七兵衛』を紹介します!
塚越屋七兵衛
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『塚越屋七兵衛』は、伊香保温泉の中心である「石段街」からは少し外れた場所にある旅館です
伊香保温泉のバス停留所である「石段街口」から徒歩で6分くらいのところです
石段街を登らずともたどり着ける、楽勝、と思っていたのですが、旅館のあるあたりは「かみなり坂」と呼ばれる、油断すると転げ落ちそうなほどの傾斜になっています
前のめりになりながら、なんとかたどり着きました
伊香保温泉って全体が坂なのね、ってことを実感します
雰囲気
『塚越屋七兵衛』は、江戸末期創業の歴史ある温泉旅館です
とはいえ、建て直しされているため、少し古めかしいところはありますが全体的にはきれいです
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ロビーでチェックインを済ませて、お部屋へ移動します
(他のお客さんが多いと、ロビーで座って待ちます)
お部屋
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お部屋はやたら広く、反復横跳びできるほどの広さです
こんなに広くなくてもいいんだけどな、というのが正直な感想です
部屋の奥には、旅館独特のスペース「広縁」が設置されています
これがあると温泉にきたってワクワク度が増すのですが、今回はどうにも気分が上がりません
おそらく、フワッとしたソファタイプのイスなのと、部屋の方を向いてイスが置かれているからだと思います
という不満も最初はありましたが、座ってみると、フカフカで座り心地グッドでした!
部屋からの眺めはというと、、、
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林!
前面に広がる林です
森だったら、もう少し気分が上がったと思います
泊まった部屋は5階だったのですが、最上階の7階あたりの眺望はいいのかもしれません
あらかた部屋探訪したら、お茶請けをチェックします
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スーパーレトロなお姿をしたデロンギの電気ケトルと、鉄瓶の急須
なにこれ、ステキ
今回のお茶請けは「上州だるま」
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なんだろう、さっぱり想像できない
開けてみます
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「上州だるま」という名称から、全く想像できないお菓子が出てきました
ゴーフルというやつかな
一応、模様がだるまっぽいですね
温泉
お茶請けを食べ終えたら、すぐさま温泉に行きます
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ほととぎすの湯、と名付けられた大浴場です
伊香保温泉には、「黄金の湯」と「白銀の湯」の大きく2種類の温泉があります
「黄金の湯」
硫酸塩泉で、鉄分が多く含まれるお湯です
鉄分が空気に触れることで酸化し、茶褐色に変色します
茶褐色の見た目から、縁起を担ぎ「黄金の湯」と呼ばれています
「白銀の湯」
メタけい酸を含む温泉です
含有成分が微量なので無色透明無味無臭で、高齢者や病後の方に向く泉質といえます
また、黄金との対比として、白銀と名付けられたのだと思います
正直、「白銀の湯」は、無色透明で温泉っぽさがないのであまり感動しません
なので、私的なこだわりとして、伊香保温泉に泊まる時は、なるべく「黄金の湯」をひいている旅館を選ぶようにしています
そして、『塚越屋七兵衛』は「黄金の湯」をひいている旅館です
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さらに、過去泊まった「黄金の湯」をひいている旅館と比べて、『塚越屋七兵衛』の黄金の湯は濃度が濃い目です
なんでそう思ったかというと、茶褐色に濁ったお湯で、お風呂の底が全く見えなかったからです
他の旅館では、うっすら茶褐色に色付いた湯なんだけれど、、、というお風呂もありましたので、それに比べると、『塚越屋七兵衛』のお風呂の濃度はすさまじいと感じました
濃いほど良いのかというと、なんとも言えないのですが、温泉に来たんだなーという満足度がとても高まります!
また、内湯と併設して露天風呂もありますが、こちらは温泉ではなく沸かし湯でした
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露天風呂は、ひらけた空が見えるだけで特別眺望がいいわけではないのですが、外気浴により内湯の熱気から解き放たれるのが心地よく、さらにどこからか漂うほのかな草木の香りは、気分をリラックスさせます
夕食
ここからは、お食事の紹介をしていきます
今回は、朝夕ともに会場食でした
会場は銀河(ギャラクシー)
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ふ〜ん、壮大じゃん
ギャラクシーは、かなり広い食事会場で、他のお客さんとの間隔が適度に保たれていました
普段は団体の宿泊客が多いのかなと想像しました
本日の献立はこれ!
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ちなみにドリンクメニューはこれ!
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日本酒のページしか撮ってないですが、もちろんほかのドリンクもあります
実食していきます
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白とピンクのサーティワンアイスクリームみたいなやつは、いちごとチーズを和えて丸めたもの
前菜からデザートっぽいのは異色だわ
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奥に写っている、赤色をした鯉のなめろうよりも、グルグル巻きの湯葉の方が印象深い
湯葉の食感とドレッシングの相性が〇でした
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こちらは、武尊サーモンの朴葉焼き
武尊(ぶそん)サーモン、めっちゃ強そうって思ってたら、武尊(ほたか)サーモンだった
優しそう
味わいは甘味があり、身も筋張っていない
優しさそのもの
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本日の台の物は、「上州牛」の陶板焼きです
陶板焼きは、宿泊予約時に「上州牛」「上州六穀豚」「赤城鶏」から選べますが、今回は「上州牛」にしました
いいお肉だからか、脂身がそこまでくどくはなかったです
そうは言っても、お肉の脂身が苦手な方は、鶏肉の方がさっぱり・おいしく食べられるかもしれません
右下の焦げ色した物体は、群馬名物の焼きまんじゅうです
こちらも、鉄板で温めてからいただきました
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上州豚が入った、茶碗蒸しです
どの旅館で食べても、茶碗蒸しは安定しておいしいですね
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お魚の南蛮漬けですが、酸味が少し強く、むせました
また結構冷えていて、終盤に食べるものとして、この温度感はどうなの、と感じました
お皿がおしゃれすぎて、どうやって収納しているのか気になる
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炊き立ての釜めしは、ほんのりと味付きごはんで、このまま食べてもおいしいし、付け合わせの高菜やなめ茸との相性も抜群です
たまについているご飯のおこげが、いい感じに苦みのアクセントを出しています
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〆のデザートは、蒟蒻大福
中のアンは、月ごとに異なるフルーツ味だそうです
今回は何味だったか、、、味わって食べてもわからなかった
たぶん、洋梨だと思うのですが、、、
朝食
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左側のお釜は、朝食時間の直前に炊き上げたもの
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炊き立ての古代米が入ったご飯です
ちなみに、これで足りない場合でも、仲居さんに言えば白米をもらえます
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こちらも直前に蒸しあげられた鶏肉とお野菜
スーパーヘルシーじゃない
筋トレしてる人のメニューみたい
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群馬県の郷土料理、おっきりこみ
ほっこりするお味です
朝からお腹いっぱいで、幸せである
まとめ
今回は、伊香保温泉の『塚越屋七兵衛』にて、1泊した記事となります
お部屋はやたら広くて落ち着かなかったのですが、温泉は「黄金の湯」ですばらしかったです
ここの温泉に入ってしまうと、他の伊香保の旅館には泊まりずらくなるな、と思うほどでした
また、料理は品数が多い中で私の好みと合わないものも多少ありましたが、全体的には満足のいくものでした
温泉のすばらしさを考えると、今後もリピートしたい旅館です
宿名 | 塚越屋七兵衛 |
住所 | 渋川市伊香保町伊香保175-1 |
電話番号 | 0279-72-3311 |
予算(参考) | 17,600円/人 |
公式サイト | https://www.tsukagoshiya.jp/ |
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