肌寒い季節になると、温泉に行きたい欲が高まってきます
隙あらば、ネットで近場の温泉地を調べたり、「楽天トラベル」「じゃらん」などで、日付を変えて宿泊検索をしたりしています
ってことで、今回、温泉行きたい欲がピークを迎えたので、群馬県にある四万温泉に2泊3日の旅行に行ってきました
1泊目は、四万温泉の中程のエリアにある、『はつしろ旅館』に宿泊しました
基本的に一人旅がほとんどの私ですが、今回はパートナーとの二人旅です
四万温泉
「四万(よんまん)の病を癒す霊泉」と言われている四万温泉は、群馬県の中之条町に位置し、四万川の渓流沿いに旅館が立ち並び、温泉街を形成しています
郡馬県は草津温泉や伊香保温泉などの有名な温泉地を多くかかえるなかで、四万温泉はあまりメジャーな方ではない印象です
他の有名な温泉地と比べて旅行者はそれほど多くはなく、ひなびた温泉地を感じさせる雰囲気ですが、静かに過ごすことができるので、私的お気に入り温泉地です
ひなびているとはいえ、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」のモデルと噂される「積善館」があり、ここは旅館としても、フォトスポットとしても人気です
また、「積善館」は登録有形文化財でもあり、併設されている「元禄の湯」は古代ローマの公衆浴場を感じさせるスーパーレトロな建築物です
以前「積善館」に宿泊したことがあり、「元禄の湯」にも入ってみましたが、なんだか感動しました
(ここは日帰り入浴もできるのですが、現在はコロナのため受付中止してるようです)
四万温泉の泉質
四万温泉の泉質はナトリウムとカルシウムを含む塩化物・硫酸塩泉で、柔らかなお湯は肌に優しいものとなっています
このため、古くから「草津の上がり湯」として、湯治目的の旅行者から親しまれています
草津温泉は、The 温泉というようなゴリゴリの酸性湯で、肌への負担が大きめのため、湯治の仕上げに肌をいたわる目的で、四万温泉の湯につかることが江戸時代から行われていたとされていますこれが「草津の上がり湯」と呼ばれる理由です
四万温泉の行き方
四万温泉までの行き方は、今回は関越交通が運行するバス「四万温泉号」を利用しました
「四万温泉号」は、東京駅から四万温泉まで乗り換えなしでいくことができる、すばらしいバスです
東京駅から終着点の四万温泉(四万グランドホテル前)まで約6時間と、時間はかかりますが、往復5200円と新幹線等でいく場合の半額くらいとなります(乗車券は片道でも購入可能ですが、往復購入の方が安い)
また、「四万温泉号」は、冬限定ではありますが、埼玉の川越駅で乗下車する便があるので、お近くの方は是非使ってみてください
(ちなみに、「四万温泉号」は伊香保温泉を経由するので、こちらにいく場合でも便利です)
参考までに新幹線を利用する場合の行き方は以下です
- 「東京駅」から、上越・長野新幹線で「高崎駅」までいく
- JR吾妻線に乗り換えて「中之条駅」までいく
- 四万温泉行きのバスに乗り換えて、四万温泉(四万グランドホテル前)で下車
この場合、約2時間半の移動時間で6,600円程度となります
はつしろ旅館
2泊3日の旅行の1泊目として、四万温泉の中間くらいに位置する『はつしろ旅館』に宿泊しました
『はつしろ旅館』は、家庭的で小さな旅館です
年季の入った宿ではありますが、内部はきれいで、丁寧に手入れされているように感じました
家庭的を超えて、実家のような雰囲気を感じます
お部屋
お部屋はこんな感じ
窓際には、旅館独特のスペース「広縁」が設置されています
ゆったり窓の外を眺めながら、だらだらとお酒を飲むスペースだと思っていますが、これがあると温泉にきたってワクワク度が増します(私だけ?)
広縁からは、四万川が一望できます
目の前に広がる川はきれいで、またサラサラと流れていく音に癒されます
一通り、お部屋を見て回ったら、お茶請けを食べます
今回のお茶請けは、四万温泉のキャラクター「摩耶姫ちゃん」がデザインされたクッキー
ぐりぐりに塗りつぶされた黒目が闇堕ち感を漂わせる
なにがあった?、と聞きたい
お風呂
お茶請けを食べたら、早速温泉です
小さい旅館のため、お風呂は広くなく、洗い場が3つと、浴室は3人くらい入れば狭いなと感じそうでした
広くはないのですが、他のお客さんが入っている時は入らないように との説明を受けました
なので、貸切的に使えます(コロナ対策として、今だけかもしれません)
ただし、時間で区切っているわけではないので浴室の方まで行ってみてからじゃないと、入れるかわかりません
これが結構大変で、浴室は階下にあるのですが、冬は廊下が少し寒いのと、古い建物特有の階段の鋭角っぷり
昇り降りが疲れます
この点で、足腰に不安のある方には向かないかも、と感じました
お湯は少し熱めでしたが(体感ですが43度くらいありそうに感じました)、ゆっくり入ってなじませれば次第に慣れて極楽です
四万温泉の湯はやわらかいため、長時間の入浴でも肌への負担は少なそうです
ちなみに、24時間入浴可能です
食事
食事は、朝夕ともに部屋食でした
先に全ての料理が配膳されるスタイルのため、基本的には食事中に女将さんとの接点はなく、自分のペースでゆったり食事できます
夕食は、こんな感じです
旅館の食事といった感じで、特段目を惹くものはないのですが、家庭的な味つけがされており、懐かしさを感じさせます
量が多いので満腹で幸せになれます
続いて、朝食です
旅館の朝食はこれよね、という感じの The 旅館の朝ごはん
白米が輝いていて、魅惑的です
抜群においしいお米でした
白米を際立たせるお供たちは、味が少し濃いめで、ご飯が進みます
まとめ
今回から1泊2日の四万温泉旅行の記事となりますが、その1泊目に家庭的な小旅館「はつしろ旅館」に宿泊しました
古くからある旅館のようで建物は年季が入っていますが、中はキレイに保たれています
全室川沿いのお部屋で、眼前に四万川がさらさらと流れている様子はゆったりとした時間を感じさせ、リラックスすることができました
温泉は、刺激が少なく肌に優しい四万温泉の湯で、入浴後はなんだか仕上がった気持ちになりました
また、コロナ対策として、女将さんの接客は最小限で、最初の説明時と食事の配膳の時くらいしか接点はありませんでしたが、その短時間でも歓迎されているという感じが伝わり接客の良さを感じました
古き良き旅館といった感じで、新しさ・充実したサービスを求める場合には向かないのですが、1泊2食付きで温泉にも入れて1万円/人 くらいの宿泊費であり、値段と比較した満足度は非常に高いです
宿名 | はつしろ旅館 |
住所 | 吾妻郡中之条町四万4237-53 |
電話番号 | 0279-64-2510 |
予算(参考) | 9,400円/人 |
公式サイト | – |
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